新年の辞


  平成二十七年 新年の挨拶
              妙縁寺住職 光久日康

 立宗七百六十三年の新春、明けましておめでとうございます。
 御法主日如上人猊下におかせられましては、ますます御壮健に亘らせ給い、新年をお迎え遊ばされましたこと、衷心より寿ぎ奉ります。
 御隠尊日顕上人猊下には、御健勝におわしまし、新春をお迎え遊ばされたことと、衷心よりお慶び申し上げます。
 佐山講頭、大村総代をはじめ、檀信徒ご一同にも輝かしい新年を迎えられたこと、慶賀の至りであります。
 昨年は御本尊様の御加護の下、誓願目標を完遂し、法華講員五十%増の御命題も達成することが叶いました。
もって御法主上人猊下の大慈大悲に一分でもお応え申し上げることが出来ましたことを、真に有り難く存ずる次第であります。
 明けて本年は、御開山二祖日興上人御生誕七七○年という節目であると共に、平成三十三年の宗祖日蓮大聖人御生誕八○○年へ向けて、本格的に始動する年であり、「達成・出陣の年」と銘打たれております。
 かかる重要な節目の年にあたって、私どもは、障魔が競い起こることは必定であることを、覚悟致さねばなりません。年頭にあたり、如何なる状況下にあっても、御法主上人猊下の陣頭指揮の下、勇往邁進する決意を先ず固めて頂きたいと存じます。
 日興上人は大聖人様より御付嘱を受け、正法厳護の礎をお築き遊ばされました。赫々たる御功績を述べつくすことなど到底出来得ませんが、その御鴻恩に対し奉る御報恩の一念をもって、
三月に奉修される記念法要に参詣させていただきましょう。また、申すまでもありませんが、法要への参詣はあくまでも御報恩の一分であります。昨年よりも一歩を踏み出す決意をこの正月に固め、昨年よりも一歩進んだ、自行化他に亘る信仰の貫徹が肝要です。
 講中の同志を相手とする育成も、未入信の人を相手とする折伏も、化他行の本質は、相手の命の中にある仏性を輝かせることにあります。その為には勤行・唱題によって、自らの仏性を輝かせることを忘れてはなにもなりません。
 大聖人様は、『三大秘法抄』に、
「末法に入って今日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘て南無妙法蓮華経なり」(御書一五九四頁)
と御教示であります。御本尊様の御前での唱題と化他行の実践の繰り返しこそが、御金言に叶う仏道修行であり、その中で無量の福徳を我が命に積ませて頂けることになるのであります。
 本年も佐山講頭を中心に異体同心の輪を築き、互いの良いところを讃え合い、互いの短所を補いあって、御法主上人猊下の御教導の驥尾に伏し奉り、更なる大前進を心から願う次第であります。
 檀信徒の皆様、今、生きているということ、そのことがどれほど尊いものであるかをお説き下されいるのが、仏様の教えであり、その報恩感謝の一念をもって日々を過ごすことが、信仰を人生の柱に据えるということであります。
過去・現在・未来の三世にわたって、私達を導いてくださる、仏祖三宝尊に対し奉る御報恩の一念を強くされ、大聖人様が唱えられた御題目を、一遍でも多く唱えて頂きたいと念願致します。
その御題目の功徳が現在の私たちに、また過去の御先祖達に、更には未来の子孫に廻らされていくのであります。
 檀信徒ご一同の、御健勝と御精進を心よりお祈り申し上げ、新年の御挨拶とさせて頂きます。